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空想 Ⅲ


まだ訪れたことのない場所に出来るだけ出掛けるようにしている

初めて来た場所で見る景色が美しい時はうれしくなる

水辺があり、森があり、美しい花がある、心深く癒される

それが、初めて見る景色であるはずなのに・・・

どこかで見たような気がする・・・

過去に見た景色と思える懐かしい景色に出合うことがある

この山の形、道の曲がり具合、川の様子、家の形といい

偶然に似た景色を見ているのか、自らの記憶に迷いが生じる

私の分身が私の知らない間にここまで来てその景色を見たと言うのか

そんな突拍子もないことがあるはずがない、孫悟空でもあるまいし

心だけが移動して見に来ていたなんて

想像できない世界とか次元とかが存在していることになる

私の思考は堂々巡り、納得できる考えに到達出来ない


子供の頃、祖母から日めくりカレンダーを買ってくるように言われた

○○停留所で降りて 親戚の○○家に行って

そこの近くの○○商店でカレンダーを買うように

小学4年生の私はこんな指令を受けてとなり町までバスで出かけた

バスは車掌の声も聞こえないくらい身動きのできない満員だった

気弱な私はどこで降りてどこへ行ったのかその後の記憶がなくて

気が付いた時は我が家で祖母の小言をうなだれて聞いていた

小言を聞きながら気持ちはその頃読んでいたSFまんがの世界に・・・

私はUFOに乗って方々を見て回っていた

直方、八代、博多、田川、小郡、門司 見たこともない街や家や山を

ぼんやり眺めていた、九州を超えて四国、本州・・・

日本中を見て回り私の記憶の奥に焼き込まれた

どのくらいの時間であっただろうか

途絶えていた記憶はそこにあったのかも知れない

私の知らない記憶が
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by grand-ant | 2013-02-22 05:59 | 想い出

空想 Ⅱ


風もさわやかな新緑の頃

大阪の南に位置する或る山に一人で登りに行った

登山口近くの駅で降りてしばらく家並みの中を歩いてから

菜の花らしい黄色の花も咲いている

広い畑の中の狭い道を登山口へと歩いた

同じ山に行く人はいないのかと私の前後を見まわしたけど

私の他には誰も見当たらない

ゆったりとした気持ちになって山へ向かった

しばらく歩いてから見通しの良い所で振り返ると

誰かがこちらへ向かっているのが見えた

オレンジっぽい上着を着て、一人のようであった

私は足が遅いのでそのうち追い越されるのではと思って頂上を目指した

途中で山を下りてくる人と5人ぐらいには「こんにちは!」と

言葉を交わしすれ違った

何度も休憩しながらやっとの思いで頂上についた

下に小さく見える人家、遠くに見える山並みを眺めてからお弁当にした

すでに食事を終えた数人の人がくつろいでいた

食べ終わってから少し向こうを見たらオレンジっぽい上着の人が居る

追い越された記憶はなかった

お弁当を食べている間にも新たな登頂者は無かったし・・・

いつ追い越されたのだろうかと考えたら不思議だった

オレンジっぽい上着なんてどこにでもある、別の人かもわからない

私が見た後、別の近道コースで登ってきたのかもわからない

いや、私がぼーっとしている間に追い抜かれたのだろうか

いや、私は意識はあったのにこの体の中をすり抜けていったに違いない

すると、あの人は亡霊とか幽霊とかであろうか

いや、あの人は人の力を超えた天狗のような超人なのだろう

いろいろ考えながら山を下りてふもとで畑仕事をされている地の人に

この山の登山道について聞いてみた、他の登山道はないと言われた

ひょっとしてあの人こそ宇宙人ではと思って少しうれしくなった
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by grand-ant | 2013-02-14 06:34 | 想い出

空想 Ⅰ


人影のないガード下の薄暗い地下道を歩いていた

後から コツ、コツ、コツと音が聞こえてきた

尾行されているのではないのかと気になってきて

それとなく気付かれないように振り返ってみる

若い女性だ、そう言う心配は全くなかった


私は駅前の広場にあるバス停のベンチに座って

行き交う人々の雑踏を眺めていた

この中に地球人に身を変えた宇宙人が居るに違いない

どの人が宇宙人かと探してみた

地球にまで入り込んで任務を遂行する為には老いていては果たせまい

若くて元気そうな人、そして小柄の人ではないだろうかと考えた

本部と絶えず連絡を取っているに違いないから

通信機能を持った小さなパソコンを隠し持っているだろう

いやそんなに大きなものではなくて

指輪とかメガネとかイヤリングとか

人には気づかれない小物がその役をしているはずだ

宇宙人の文明は地球のそれより500年以上先に達していて

パソコンは器具などでなく

脳に埋め込んだICチップがその役をしている

思考するだけで思考のすべてが本部へと送られている

そんなことを考えながら私は一人一人を目で追って確かめている

だけどそういう人は見当たらない


私は道を歩いていた

向こうから見知らぬ人がこちらに向かって歩いてくる

このまままっすぐ歩き続けるとその人とぶっつかってしまう

相手がもし宇宙人で私には見えてはいるんだけどひょっとして

実体がない存在であればぶっつかることなくすれ違うはずだ

いや私の方が地球人でも相手には見えていないかもしれない

それを期待して半ば目を瞑って直進した

相手は間際に左に体をかわし私の右側を通過していった

やっぱり私は見えている存在なのか・・

相手も普通の地球人だったなんて・・

私はがっかりしてむなしさを覚えた
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by grand-ant | 2013-02-07 07:51 | 想い出

子供の頃からの夢 Ⅳ


初めてテレビを見たのが高校2年生の時で17歳

ダークダックスの4人が体を重ねるように並んで

一つのマイクを見つめるように歌っていた

新聞のテレビ番組表でテレビの存在はなんとなく知っていたが

実際に目にしてみるとそれまで聴いていたラジオとは違って

私にじかに話しかけられているような錯覚を持った

日曜日の夕方に放送していた「やりくいアパート」の

ミゼットのコマーシャルは特に印象的で面白かった

そのテレビが私の家に来たのが20歳の時で

毎晩楽しみに見るようになった、ローハイドとか月光仮面とか

毎日、毎日、映画を見ているようで

考え方まで変えられたような気がする

そして、いつごろからかUFOの特集をやっていた

このUFO番組が面白くて興味津々で毎回楽しみに見ていた

そのためではと思われることは

夢にまでUFOを見るようになったこと

小学4年生頃に見たSF漫画のオレゴン星の襲撃も

影響しているに違いない

現実にUFOには遭遇していないのに

ほんとうに遭遇している夢

UFOの中にまで入って機器を見て歩き廻っている夢

草陰に隠れて上空を通過して行くUFOを眺めている夢

すでに大阪に出てきていたので

夢の舞台は大阪であってもいいと思われるが

不思議なことにUFOは

いつも子供の頃を過ごした島根の山里に現れる

ある時は1機、ある時は3機、いやある時は多数の機体だったり

南側の山と北側の山の中央の上空に停止して

出入り口の扉はまぶしく光っていた 

まぶしい光は時々地上にまで届いて

その中を人らしき影がエレベーターのように上下していた

その乗組員との争い事はなく危害を受けたということもなかった

経験したこともないことが夢になるなんて

潜在意識が大きく作用していたに違いない

テレビの見過ぎがこういう夢を見ることを私は十分承知していた

子供の頃の意識と大人になってからの意識の融合とでもいうのだろうか

大人になってからの夢ではあるけど、子供の頃からの夢

表題に偽りはないと思う 子供の頃の友達と大人になってからの友達が

一緒に登場するのも夢の不思議 整然とした説明はつけ難い
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by grand-ant | 2013-02-01 05:08 | 想い出