カテゴリ:想い出( 227 )

万年筆


最近はやりの(?)ブックオフで購入した

「池波正太郎の回顧録」を読んでいたら万年筆が語られていた

名の売れた小説家だけあって いつでも使える状態の万年筆が

40本もあったとか、さすがに文筆家はすごいと思った

好みの銘柄は「モンブラン」であると書かれていた


この頃は使わなくなった万年筆、私も高校時代から使っていたが

普及品の安物だった、それでも一本しか持っていないので大事に使っていた

就職してからは少し上等の万年筆を購入して大事に使っていた

上着の内ポケットに入れて、二つ折りにして持ち歩いている内に

その大事な万年筆を落としてしまったことがある、一度だけなら許せるとして

二度も同じ失敗をして、このおちょこちょいの性格は今も変わっていない


中学生の頃、近所の友達が叔父様から貰ったという万年筆を持っていた

この万年筆はペン先がいまのボールペンのような、極細の軸で

中に更に細い針金が入っていて、インクが詰まらないように時折 カチカチと

動かしていないといけない代物だった

今の「修正ペン」と同じ構造になっていたように思う

ボールペンと万年筆の中間のようなものだった


就職して しばらくして大阪に住むようになり 通勤の帰りに見かけたのは

京橋駅前(通り)で泥まみれの万年筆を山積みにして

倒産した会社で借金のかたで引き取ったものと言って売っていた

万年筆の話が出ると この事が思い出される

「男はつらいよ」でも 寅さんが似たような万年筆を売る場面があった


京橋の商店街には「万年筆専門店」があって(現在は閉店)、ご主人とは

意気があって万年筆について教わった、店頭のウインドウディスプレイを

2回ぐらい注文を受けてさせてもらった、細かな商品説明のカードも

私が描いて、気ままに楽しんだものだった、その頃からのしばらくは

万年筆の黄金時代が続いていたのではないだろうか


その頃は ちょっとかしこまった手紙を書くときは万年筆で

ボールペンでは失礼なような気がしていた、

この頃はそういった気持ちは薄らいでなんでもボールペンで書いている

これも時代の移り変わりと思う、今はボールペンしか持っていない


最近のボールペンは品質が良くなっていて かすれたりするものは

なくなってきた、細字用、太字用など数本が机の上に転がっている

今も万年筆を愛用されている方もあり、デパートでは万年筆コーナーは

まだ健在の模様、販売もされているらしい


当時はペン先に「14K」と書かれたものが高級品と思っていた

最近の万年筆を一度使ってみたい思いになっている



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by grand-ant | 2017-08-27 20:16 | 想い出

記念撮影    

先月は結婚式に招かれた

形式っぽくてありふれた式だったけど

ハッピーな気分になれた

自分の時はあの形式が嫌で

二人だけの結婚式にしたものだ

叔父だの叔母だの、甥だの姪だの と

紹介しあっても

10年経っても20年経っても

よほどのことがない限りは会うことはない

会うためのいい機会には違いない


親戚一同が集まっての記念撮影

今回はフラッシュなしの撮影だった

撮影技術が優れているのか

カメラがよくなったのか意外に思った


素人がデジカメで撮る時は

フラッシュがない方がきれいに撮れる

プロのカメラマンはフラッシュを焚く

マグネシュームを焚いて強い光を出していた

バシュッ!という音とともに

わずかな白煙が出ていた

数年前まで使われていたマグネシュームフラッシュ

もう昔のことになってしまったのか





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by grand-ant | 2017-06-04 07:53 | 想い出

民謡をたずねて

先日は「ひるのいこい」が最長寿番組ではないだろうか? と書いたが

まだほかにも長寿番組があることを思い出した

「民謡をたずねて」や「お話でてこい」もまだ放送されているので

どれも最長寿番組の部類に入るのではないだろうか

この他にもいまだに続いている番組があるかもわからない


中学生の頃に放送されていた「民謡をたずねて」は夜の7~9時頃だった

ように覚えているが、いつも雨戸を閉める頃で外は暗くなっていた

雨戸を閉めながら民謡をたずねてで聞こえていた民謡を聞いていた

冬の日は雪が一面に積もって雪明りで遠くまで見えていた

時々家の前の道路に積もった新雪の上を素足で歩いてみたり、走ったり

雪を楽しんでいたことを思い出す

これ以上積もれば明日は学校が休みになるのではと・・期待したり

朝になってあれだけの雪が消えていたりしてがっかりしたこともあった

(以前にも同じようなことを書いたことを思い出した・・)


この頃は土曜日の「ひるのいこい」のあとに「民謡をたずねて」が

放送されている、地方色豊かな民謡はのどかな気持ちにさせてくれる


「お話でてこい」は昼の3時ごろ?だったような気がするが確かではない

「お話でてこい どんどこ どんどこどんどこど」こんな感じで始まって

近くの保育園のスピーカーから大きな声で聞こえてきていた

この頃は 第2放送で午前の10~11時頃に放送されている

第1放送ばかり聞いているので聴く機会がなくなっている




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by grand-ant | 2017-05-05 10:49 | 想い出

ひるのいこい

高校生の頃だから もう50年も前になる

4科目の授業が終わると昼休みに入ってお弁当の時間

12時からの校内放送はNHKのニュースを流していた

ニュースが終わると普通は放送は切られていたが

時々 後の番組の「ひるのいこい」のテーマ音楽が流れて

○○農業通信員の方の報告などが読まれた後に

きまって歌謡曲が聞こえていた。春日八郎の「お富さん」などの

時は途中でプツンと切れることが多かった

もう少し聞かせてくれればと思ったものだった


この番組は驚くことにいまだに放送が続いていて

最長寿番組ではないだろうか? 2~3年前に60年を迎えた日の

放送を聞いて、あの頃と変わらぬテーマ曲で始まって視聴者からの

便りが読まれてそのあとは歌謡曲が流れてきてあの頃を思い出す

時間となった

今でも山村の風景を思い出させてくれるのどかな番組である


その時期、時期の農作業のポイントなども話されて

農村向けの番組がスタートだったのであろう


10分~15分の短い番組だけどあのテーマ曲を聞くと

一瞬にしてあの当時のことの数々が蘇えってくるから不思議な番組

○○農業通信員、農事通信員、ふるさと通信員などと聞こえてきて

いたがどういう方々なんだろうと当時は思っていたが

最近は視聴者からの便りとなっていて、聞く者を和ませてくれる


山奥から出てきたものは寄宿舎に入っていた

個人的にラジオを持っている者は一人もいなかった

集会室に置かれたラジオの周りに数人が集まって「今週の明星」など

を聞いていた、民放では新日本放送(現在の毎日放送)の

桃谷順天堂提供の歌謡番組を聞いてスポンサーの「明色アストリンゼン」

という商品を知った、覚えやすかったのかいまだに記憶している


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by grand-ant | 2017-04-19 08:17 | 想い出

インクリボン式プリンター


初めて買ったMSXパソコン(サンヨーのWAVY77) の印刷方式は

カラーリボンによる転写方式だった

(カラーインクリボン熱転写方式と言うのが正しいのかも)

その後に買ったワープロ(NECの文豪)もこのインクリボン転写方式

リボン(片面にインクが塗ってある)の上をタイプライターで一文字ずつ

打っていくような印字方法

使用済みのリボンを引き出してみると入力した文字が一列に

抜き文字の状態できれいに並んでいた面白い印刷方法

15年前まで使っていたがずいぶん昔のような気がする

その残骸の機械は廃品に出さずに机の下で眠っている

印刷された紙は二本のローラーの間を通ってくるので、はがきなど

少し分厚い紙は WAVY77 の場合は筒状にカールがついて出てきていた

逆に丸めなおして癖を取る手間が掛かっていた

現在使用しているインクジェットプリンターはそんな欠点も無く

ものすごく使いやすく進化している、インクリボンは高価であったが

現在のプリンターのインクカートリッジも高価であるのは今でも問題点


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by grand-ant | 2016-09-19 09:10 | 想い出

アイロン熱転写印刷


子供たちがまだ小さい頃熱転写シールを

駄菓子屋のおまけで貰ってきたことがある

ノートや手提げ袋にアイロンで写して遊んでいた

最近でもA4サイズの熱転写シートが売られていて

(A4サイズ3~4枚入りで1,000円ぐらい)

パソコンに読み込んだ好みの図柄を

家庭のインクジェットプリンターでシートに印刷してから

アイロンでTシャツなどに熱転写することが出来る

オリジナルTシャツを1~2枚作ろうと思えば

この方法が安価にできる

ガーメントプリンターなどの印刷に比べると

仕上がりの程度や洗濯にどのぐらい耐えられるかなどで

劣る点はあるかもわからないが利用価値はありそうな気がする

この方法は図柄の左右が反転する

図柄を作成の際はこの点に特に注意しなければならない

文字を入れる場合は裏文字にならないように

あらかじめ文字を反転させておいてから印刷するとよい


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by grand-ant | 2016-09-18 06:08 | 想い出

リコピー


初めて就職した京都の会社で生まれて初めて出合ったコピー機が

「リコピー」(株式会社リコー製)だった

今ではコンビニでも家庭のプリンターでも手軽にきれいなコピーができるが

当時は珍しいものであった、このコピーは今のコピーとは全く違って

半透明の紙にタイプライターもしくは手書きで文章を書き

感光紙と2枚重ねにして機械の中に送り込む

ガラスのドラムの中では水銀灯が点灯し、ドラムに沿って感光紙も廻り

回転しながら焼き付けられる、焼き付けられた感光紙の方を現像液の中に

差し込むと回転しているスポンジのロールの間を通って水分を絞って

向こう側に出てくる、濡れた状態の紙でコピーされて出てくる

その頃はコピーすることを「リコピーする」という言い方をして

私の職場では製図した図面の焼き付け用に多用され、便利に使っていた

写真をコピーしてみると精度は悪かったがそれらしく出来て感激したことがある



何年かのちにファックスなるものが登場した

このファックス機もコピーをしてくれたが、熱転写式で時間が経つと変色して

文字が読めないほどになってしまい書類としての保存には向かなかった

時代が変わって現在では普通紙へのコピーが当たり前になっている

コンビニではトナーを吹き付けるタイプのレーザープリンター

家庭で普及しているのがインクを吹き付けるインクジェットプリンター

インク代が高価という欠点はあるが

フルカラーコピーの写真も瞬時にでき、しかもきれいである

どちらの方式も保存はかなりの長期に耐える品質になって隔世の感がある
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by grand-ant | 2013-11-10 06:06 | 想い出

輪ゴム


小学4~5年生の頃にであったもう一つのものに輪ゴムがある

初めて知った時はこんな便利なものがあるのかと驚いた

輪ゴムをつないで長い紐にしてゴムとびの遊びにも使った

結び目を作らずに輪の中に輪をくぐらせてゆくだけで長いゴム紐ができる

手品を見ているようにどんどん長くなる、不思議に思えた

人差し指と親指にかけてゴム銃にしたりと子供の考えそうなことはしていた

緑や赤や黄の色のついたものもあって目に楽しいのと

簡単に物を束ねたりくくったりとその頃から子供ながらに便利性を感じていた

最近でも使い終わったもの、余ったものを集めて、いざと言うときに使っている

ゴムの特性として年月の経った物は伸縮性が劣ってくるし、切れ易くなる

更に劣化していくと形が崩れて糊状に変化してしまい接着剤のように粘性が出る

引き出しなどに長く保存していた輪ゴムは大事なものには使わない方がいい

大事なアルバムや本のページの間にうっかり挟んだままになって

何年か後に気が付いたときにページが引っ付きあって困ったことがある

形あるものは崩れるものだけど、輪ゴムには注意が必要


後になって、ある雑貨屋さんが自転車のチューブを狭い幅で輪切りにしたものを

輪ゴム代わりに使っておられた事を思い出す

少し大きくて丈夫で市販品ではないことを自慢されていたが

廃品のすばらしい活用に関心した
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by grand-ant | 2013-10-14 06:28 | 想い出

透明テープ


小学4~5年生の頃のことでずいぶん昔のこと

ある日我が家に届けられた封書の手紙の端に透明のテープが貼ってあった

普通の紙と違いつやがあって光ってるようにも見えたが

それは開封した後にもう一度封をするために貼り付けたもの

とてもきれいで外国から来たのかとも思えるスタンプも押してあった

今考えれば普通のセロファンテープ

その当時としては珍しいもので世間には普及していないもの

誰かが中の文章を読んで封をしました、そう言うメッセージでもあった

検閲と言うことが普通に行われていた時代

今とは違う時代に生きていたのだなあと思い出している

セロファンテープに初めてであった時でもある
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by grand-ant | 2013-10-09 09:11 | 想い出

アリの行動


今日も小学6年生の頃の話で前回の続き

家の背戸に座り込んでアリをながめていた

溝の中央に石を置いて「島」を作って

そこにアリを1匹載せてやる「島」の内側をぐるぐる歩き廻る

そのうち自分の置かれている状況を理解し逃げ場がないとわかると

水の中にダイブしてから泳いで向こう岸まで渡る

アリは目が良くて"向こう岸"までの距離も分かっていたのではと思う


3つぐらいに枝分かれした枝切れにアリを1匹載せてやる

それを片手で持ち、地上1m位の高さに保っていると

枝を歩き渡ったあと逃げ場がないので持っている手の方に進んでくる

持ち手を変えてやるとアリは逆の方に歩き出す

そんなことを繰り返しているとアリは突如自ら落下の道を選ぶ

弧を描くように地面に落下したアリは何事もなかったように歩き出す

アリは自分の目で確かめて落ちて行ったように思う

ネコと同じように、高い所から落ちても衝撃に耐える能力を持っている

アリは風で飛ぶぐらい軽いので衝撃は無いのかも知れない


地面に砂糖を一つまみ置いてやるとたちまちアリの黒だかり

遠くから砂糖の匂いを嗅ぎつけて来るのか

偵察のアリが巣に戻って砂糖の場所を報告しているのか

それほどの時間を要せずにアリ達が集まってくる

砂糖の欠けらをせっせと長いアリの道を通って巣へと運ぶ

所々で触角をふれ合わせながら会話をしてから行き違う

いったい何を話しているのだろうかと興味が湧いた


うっかりアリを踏みつけることもあった

動かないでいるからもう死んだのかなと思ったら突然動き出す

時には、ほんとに動かなくなったのでよく見ていると

手足を細かく動かしている、治癒の作業をしているのであろうか

その後よろよろと歩き出したあと元の元気さに戻る

不思議な能力があるような気がした

動かなくなって本当に死んだアリは仲間が軽々と抱えて巣へと運ぶ

運んだあとはどうするのだろうとその処遇も知りたかった

仲間といえども食用になったのだろうか


こんなアリを見ていたら時間がいくらあっても足りなかった

水に飛び込みさせたり、高所から飛び降りさせたり

アリには大変なストレスを与えてしまった

小さい体なのに視覚も臭覚も優れ 生きる能力はすごいと思った
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by grand-ant | 2013-04-15 06:22 | 想い出