石見(いわみ)の国

島根県は石見の国と出雲の国に分かれていて、
不思議なことにこの2つの国は、
ことば(方言)に大きな違いがあります。

石見弁は広島弁に似通っていますが、
出雲弁は遠く離れた東北弁にとても良く似ています。
松本清張の砂の器で"亀嵩(かめだけ)"の発音から、
犯人は東北ではと推理していましたが、
この言葉が事件を解く鍵になり、
国鉄の亀嵩駅は全国的に有名になりました。

出雲は10月の神有月の"出雲大社"で有名です、
石見で有名なものは"石見神楽"でしょうか?
それほど有名でない地味な国ですね。

万葉時代に石見の国の国司で赴任してきたのが
柿本人麻呂、学校のある町の近辺にはその史跡が多いです。

柿本人麻呂の研究者で名高い斉藤茂吉さんや、
万葉集の解説で名高い犬養 孝さんの歌碑も、
所々にあります。

中学を過ごした町で斉藤茂吉鴨山記念館を建てる時、
茂吉と人麻呂の書籍を集めるために、
わざわざ大阪の古本屋に関係書籍を求めて、
町の関係者がやってきました。

私にも古本屋さんの店を教えて欲しいといわれました、
道頓堀の天牛書店、阿倍野の古書街、
それに上六の書店ぐらいしか知らないもので、
役に立たなかったことがあります。

二つの国を分けるように立っているのが三瓶山です。
高校のすぐ傍に河口を持つのが、
島根一大きな川、石見の大河?、
中国太郎こと、江川(ごうがわ)です。

三瓶山よりも高い広島県の阿佐山付近から湧き出た水は、
八千代町を通って三次市で、
馬洗(ばせん)川、西城川、神野瀬(かんのせ)川と合流、
中国山地を横切り、島根県を横切り、
江津(ごうつ)市で日本海に流れ込んでいます。




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by grand-ant | 2006-02-06 05:36 | 想い出
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