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祖母の記憶 Ⅱ

祖母は青魚より白身魚が好みだったのか、
鯖や鰯の記憶は薄いのです。

白身魚のお吸い物の味は魚臭さの無い、
美味しい味が出ていました。

時々うどんも打っていました、
お餅つきのときにも使う1m四方もあるまな板?
の上で小麦粉を練ったものを丸棒で伸ばして、
薄く伸ばしたものを特製の包丁で切っていました。
道具はそれらしいものが揃っていました。

うどんはおいしかったという記憶が無いので、
祖母に怒られそうです。
後に食べた大阪のうどんはとても美味しかったですから、
家庭の味の範囲だったことと思います。

祖母は石臼もよく廻していました、
関心が無かったので何を挽いていたのか思い出せません、
黄な粉とか団子の粉だったことでしょう。

なすびの漬物はきれいな色で浸かりあがっていましたから、
自家製の漬物も上手だったに違いないです。

一日中家の用事ばかりで楽しみは何だったのか、
何所へも遊びに行くことも無く家の仕事ばかりをしていました。
今思えばありがたいことで、申し訳なかったと思います。

たまにキセルにきざみタバコを詰めて吸っていました、
日に一服とか三日に一服ぐらいで常習はしてなかったですね。
自分で「三里のつぼ」などに「やいと」もしていました。
by grand-ant | 2005-06-21 04:51 | 想い出
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